制作実績

相鉄KSビル エントランス造作


横浜木材株式会社の自社ビルである相鉄KSビル(神奈川県横浜市)のエントランスを、同社が長年主力として扱ってきた米ツガを用いて木質化したプロジェクト。設計・施工はエイムクリエイツ、アーティストリーはベンチ・天井造作の設計補助および製造、壁面パネルの製造を担当しました。

ベンチと天井には、有機的な曲面形状を採用しています。アーティストリーでは、2DのCADデータをもとに3Dデザインを行い、2D加工による段状の表現から、5軸CNC加工による滑らかな3D曲面へと移り変わるグラデーションを実現しました。
また、住宅構造材として流通する規格角材を積層し、5軸CNC加工によって削り出すことで、米ツガの新たな表情を引き出すことを目指しました。

横浜木材株式会社 コメント

経営企画部 事業戦略・新規プロジェクト担当 佐藤浩暉 氏

これまで木材を扱う中で、自社の材が最終的にどのような空間になり、人に触れられるのかを実感する機会は多くありませんでした。今回、長年扱ってきた米ツガが、住宅の構造材という枠を越え、人が触れ、空間の印象をつくる存在へと変わる姿を目の当たりにし、木材の新しい可能性を感じました。今回の経験を、これからの木材の新しい使い方や提案につなげていきたいと考えています。

エイムクリエイツ株式会社 コメント

空間プロデュース事業本部 デザイン部 チーフディレクター 井下大樹 氏

今回のデザインでは、100角の規格材を積層し、その断面が連続して立ち上がる有機的な曲面を空間の象徴として計画しました。図面上では成立していても、実際にこの精度で形にするには高度な加工技術が不可欠でした。アーティストリーの皆様には設計初期から技術的な検討にご協力いただき、5軸CNC加工ならではの精度によって、設計意図をそのまま空間へ実現していただきました。設計とものづくりが密接に連携したことで、木材の新たな可能性を示せたプロジェクトになったと感じています。

株式会社アーティストリー コメント

デザイナー 嶋村侃士

住宅の柱や梁として使われる木材が、人を迎えるエントランスの顔になる。その可能性を形にできたプロジェクトです。米ツガが持つ豊かな表情を最大限に引き出すため、2Dと3Dの加工が溶け合う、アーティストリーとして初めての表現に挑みました。

  • 素材: ベイツガ(横浜木材様支給)
    https://yokohama-lumber.co.jp/
  • 塗装: ウレタンクリア塗装
  • 所在地: 神奈川県横浜市西区北幸1丁目11−5 相鉄KSビル
  • 設計: エイムクリエイツ
    https://www.aim-create.co.jp/
  • 設計補助、製造: アーティストリー
  • 動画撮影: toha
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